INTERVIEW 03
より良いものづくりのための最適解に導く
Y.M/本社 第1設計部 設計Dグループ
Chapter 01
学生時代、友人と自動車で遠出することが多く、次第に車内の空間や内装に目が向くようになりました。車内で過ごす中、いつも目にしていた部品に携わりたいという思いから就職活動を進め、出会ったのがHOWAです。内装だけでなく高い音響技術を誇る点、独立系メーカーとして高いシェア率を誇り、幅広い自動車メーカーと取引している点に大きな魅力を感じました。現在は第1設計部に所属し、設計図の作成を中心に業務にあたっています。設計の仕事は、ただ図面を描くだけではありません。お客様の要望を汲み取りながら、現場での作業性や生産コストにも配慮し、社内の各部署と連携して製品仕様を形にしていく役割を担っています。仕様を確定するまでには、社内外の調整や細かな確認を重ねる必要がありますが、そのプロセスを通じて、設計がものづくりの出発点であることを実感しています。お客様にとって本当に使いやすいものを届けるには、常に相手の視点を意識して取り組むことが欠かせません。
Chapter 02
印象に残っているのは、自分がゼロから設計を担当した製品の試作に立ち会い、手にしたときのことです。1人でCAD上から形を作り上げた案件で、不具合が出るかもしれないという不安もある中、「どんな仕上がりになっているのか」とワクワクしながらその試作品を確認しました。約1年かけて設計を進めたその製品が、最終的に車両に搭載されたときには、「やり切った」と強く実感しました。車両が発表された際には、SNSに掲載された写真や動画から、自分が手がけた製品が映っていないかを探し、見つけた時は思わずスクリーンショットを保存したのを覚えています。また、この製品は自分ひとりで客先に常駐しながら作図や仕様調整を進めました。知識が追いつかず苦労した部分もありましたが、自分の考えを言葉にして伝え、合意形成まで進められたことも、大きなやりがいにつながりました。
Chapter 03
HOWAには、若手のうちから裁量を持って設計に挑戦できる環境があります。私も入社1年目から、自分が担当する製品を持ち、先輩に教わりながら能力をつけてきました。興味のある部品があれば「これをやってみたい」と手を挙げることもでき、希望を伝えやすい雰囲気があります。もちろんその分、責任も伴いますが、上司や先輩が常に気にかけていて、困ったときにはすぐに相談に乗ってもらえる安心感があります。また、試作立ち会いなどで全国の工場を訪れる機会もあり、上司や先輩方にご当地グルメを教えてもらうのもささやかな楽しみです。今後はEV化の進展に伴い求められる部品も変わっていく中で、柔軟な発想でこれまでにない構造を生み出し提案ができる設計者を目指したいです。要求に応えるだけでなく、コストや使いやすさも踏まえた「+αの提案」ができるよう、成長を続けていきます。